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◆食品の安全性について 食品の安全性は主に「食品衛生法」によって規制されています。 「食品衛生法」は食品の安全性を確保するための規制措置と 危害発生防止のための表示等に関する規制措置に大別されています。 「食品」の規制のなかには、食品添加物や器具、容器包装の規制も 含まれています。 ◆食品添加物について 「食品添加物」とは、食品衛生法によって「食品の製造の過程において 又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤 その他の方法によって使用する物をいう」と規定されています。 食品添加物には天然に存在する天然添加物と化学的手段による 化学的合成品があります。 食品添加物」を用途別分類すると (1)食品の製造、加工に必要なもの・・・ふくらし粉など (2)食品の栄養価を維持強化させるもの・・・ビタミン、アミノ酸 (3)食品の腐敗、変敗、化学変化を防ぐもの・・・保存料、酸化防止剤 (4)感覚刺激特性を向上させるもの・・・着色料、甘味料 食品添加物は食品と同様に、基準や規格に合わないものの製造は 禁止されており、添加物を使用した食品には表示義務があります。 添加物を使用した食品を購入する際に参考にしてみてください。 ◆健康食品(サプリメント)と医薬品の違いは? 最近「サプリメント」と称する商品が広く出回っており、コンビニなどでも 簡単に購入できるようになりました。 しかし、健康食品には法的に明確な定義はありません。 健康食品として販売されていても法律上医薬品と認定されれば薬事法で 規制されることとなります。 医薬品と食品との区別は難しいのです。 ただ、どんなに健康への効能が謳ってある商品であってもコンビになどで 販売されている商品はあくまで食品で薬品ではないのです。 ◆特定保健用食品ってどんなもの? 特定保健用食品とは厚生労働省により「保健の用途」として、 効果が科学的に証明されたものについてその表示が認められた 商品です。 これは、生活習慣病、成人病の予防の見地から開発された食品に 表示が認められたもので、一般の食品への表示は禁止されています。 特定保健用食品は、「食品の保健の効果は個々の食品の組成、 成分等を総合的に検討したうえで判断すべき」とし、成人病などの治療を 目的としたものではありません。 ◆遺伝子組換食品は安全? 遺伝子組換食品とは、収穫量を多くする、害虫や病気に強くなるなどの 目的で生物から有効な性質の遺伝子を取り出し、別の植物に 組み込むことで新しい性質をもった植物を作り出す技術で改良された 農作物、またはその加工食品のことです。 遺伝子組換技術を用いた食品の代表的なものは、大豆、とうもろこし、 なたね、ジャガイモ、綿などがあります。 確かに、遺伝子組換技術は悪環境下での農作物の生育に貢献し、 食糧難にも対応できます。 しかし、本当に安全性に問題はないのでしょうか? 市場に出回っている遺伝子組換食品の安全性の審査は、 食品安全委員会で科学的に行われています。 ですが、遺伝子組換食品の安全性はまだ完全に確立 されてはいません。 実際、遺伝子組換食品によって有害物質の発生やアレルギーの誘引の 可能性があるとの意見も聞かれます。 その他、生態系や環境への影響、細菌やウイルス発生の有無など 問題の解明が残されています。 ◆過去に社会問題となった事例 (1)森永ヒ素ミルク事件(昭和30年) 森永乳業株式会社徳島工場が製造した乳児用の粉ミルクにヒ素が 含まれており、そのためそれを飲用した乳幼児が高熱、下痢、貧血、 吐き気、頭痛、黄だん、知覚障害、腹痛、肝臓肥大などの中毒を 起こしたものです。 これは、西日本各地に起こり被害者は1万人以上、死者も1 100人以上にものぼり、大きな社会問題となりました。 (2)カネミ油症事件(昭和43年) これは、カネミ倉庫で製造された米油にカネクロールという熱媒体が 混入し、それを飲用した人に皮膚や内臓そして神経等への全身疾患 が発生した事件です。 ◆最近、社会問題となった事例 (1)病原性大腸菌O−157事件 1982年アメリカで初めて発生し、その後世界各国で事例が報告 されました。原因はハンバーガーのひき肉です。 症状は、風邪に似た症状から始まり、強い腹痛と大量の新鮮血の 混ざった水様性下痢(血性下痢)そして、高熱を発します。 年少児、老人では痙攣、昏睡、脳炎などによって致命的となるケース もあります。 日本では1990年に埼玉県で井戸水汚染で発生し、死亡者2名を 出したのが最初です。 (2)狂牛病(伝達性海綿状脳症、BSE) 牛の伝達性海綿状脳症は、1982年イギリスで初めて発生し、原因は プリオン蛋白質といわれています。 わが国では2001年千葉県で発見された乳牛が最初です。 伝達性海綿状脳症は、治療法が定かではなく、人への影響も 今だはっきりしません。なぞの病気といえましょう。 プリオン病原体に汚染された牛肉などを食べることで人はクロイツ フェルトヤコブ病(脳にスポンジ状の変化を起こす)を発症し100% 死に至るとされています。 現段階では、牛の全頭検査や危険部位の輸入禁止措置、BSEに 感染した牛の焼却処理などの安全対策が採られているに 留まっています。 尚、危険部位の判断は一般的に下記のように大別されています。 1.プリオンが含まれる可能性が高い 牛の脳・脊髄・骨髄・腸、目、扁桃(牛タン)ほお肉 (リンパ節・神経節を多く含む部位も避けた方が無難) もつ料理全般(腸等含む場合がある)。 2.プリオンが付着する可能性がある、調理時に混入の可能性がある (過去に感染あり) 調味牛生肉・牛生肉全般、左記牛肉調理品全般 (ステーキ・焼き肉等) 3.骨髄等、危険部位を原料としているもの。(過去に感染なし) ラーメン・カップ麺(スープに牛骨髄使用) コンソメ・ブイヨン・デミグラスソース カレールー・フォンドボー(牛骨髄使用) スナック菓子類(牛骨髄由来のエキス使用) 4.その他 |
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